数々のボカロ楽曲を採り上げる「歌ってみた」で評判を呼び、2014年にはメジャーデビューを果たしている伊東歌詞太郎。ライブの時以外は狐の仮面をつけて登場するので、奇天烈系のトリックスターかと思われがちだが、実際には実に真面目に、そして実直に歌と向かい合うシンガーソングライターだ。全力で歌手でありたい。そんな想いを常に胸に秘めているという彼に、全国ツアーへの意気込みを尋ねてみた。
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※ワンマンLIVEツアー2019「君住む街へ」8/31郡山公演

「あ、これ大分の水ですか?」

−−−−ええ。ひょっとして喉のために水にも気を遣っていらっしゃる?

「いいえ、僕は他の人と逆で、喉について変に気を遣わないんです。むしろそれが最大のケアじゃないかと思ってます。だって例えば常に加湿器がないとダメだというなら、海外とかで用意できない場所に行ったらどうするか、乾燥が喉に悪いというなら、砂漠で歌うことになったらどうするんだと思うんです(笑)。だから自分の喉をあまり甘やかさないことが最高のケアだと思ってます。

−−−−砂漠でライブ、は極端だとしても、そんな自然体のケアで大丈夫ですか?

「結果としてトラブル知らずです。それにヴォーカリストのトラブルは精神的な側面が強いと思うんです。いつもマスクをしている人がある日マスクを忘れたら、その不安のせいで喉に不調が起きる。心が認識したら、身体が引っ張られてしまう。だからマスクをしないことをデフォルトにしてあげればいいんです」

−−−−昨年も40本もの路上ライブをこなしてきていますね。

「屋外で歌うことは過酷だと言われますが、いつも外で歌っていれば過酷でも何でもないですよ」

−−−−そもそも伊東さんはボカロ楽曲を歌う動画の評判がきっかけになった訳ですが、伊東さんが歌うとその曲に勢いがつくというか、表情が豊かになるというか……ともかく独特な味わいが加わりますよね。

「それ、よく言われます。言霊が入るとか気持ちを感じるとか。それが何故だかは解らないんですが、言えることは僕が常に全力で歌っている事ですね。リハーサルでも全力ですから」

−−−−リハーサルは本番に向けて様子を見ながら調整するのではないんですか?

「いいえ。全部全力(笑)。だからバンドのメンバーからはちょっとおかしいと言われてます。でも全力でやらないと磨けない部分があるという事に最近気付いたんです。本番ではもちろん磨かれるわけですけど、リハーサルから全力なら、磨ける機会はもっと増えるわけですよね。だからリハーサルでペースを考えて歌うことは、僕は勿体ないと思っちゃうんです」

−−−−確かに、歌をブラッシュアップする機会は増えますね。なんだか上手く丸め込まれている気もしますが(笑)

「プロフェッショナルはどんな状況でも80点を出し続ける、とか言いますが、僕はそれに全く納得できない。時に60点に落ち込む可能性があっても、常に800点を目指したいんです。そんな圧倒的な気持ちで歌うと200点が出るときがある。僕としては悔しいですが、傍から見ればいい結果ですよね。落ち込みがあっても平均すると100点は超えてると思うんです。でもそれを長年続けていると、60点だった底が61点になり、62点になり、やがて90点くらいに上がっていって。そこから850点くらいまでたたき出せると思います」

−−−−目標設定が凄く高いレベルに置かれているんですね

「そんな姿勢、つまり全て全力というのは無駄が多いと言われる事もありますが、そもそも音楽って無駄を省いてしまったらダメになると思いますし、無駄の中に藝術の本質はあると思っています」

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※ワンマンLIVEツアー2019「君住む街へ」8/31郡山公演
−−−−今年も全国でライブが予定されていますね。

「まず15都市でのライブがあって、それが終わると東京、名古屋、大阪でもっと大きな会場でのコンサートが待っています」

−−−−ライブハウスとホールでのコンサートは内容も変わってくるんでしょうか。

「僕の活動は路上ライブとライブハウス、そしてホールでのコンサートの3スタイルがあります。まず路上は入場料もなく参加できますから一番敷居は低いのですが、どうしてもサウンドのクオリティについてはあまり上げることはできません。まずはここで僕の歌を知ってもらえればといく気持ちがあります。ライブハウスはサウンドのクオリティーは保証できるレベルに上げれられますが、どうしても料金は発生します。そしてホールになると、もっとクオリティを上げて最高の状態を提供できる上に、照明や演出などでもいろいろできるようになりますから、一番いい表現をすることができるわけです。今回も信頼できる映像クリエイターとイラストレーターに参加してもらっています。だから3本の柱になっていますね。」

−−−−そうなるとライブハウスとホールでのコンサートは全く別のモノとして楽しめそうですね。

「ええ。ホール公演ではある程度セットリストも変えようと思っています。そこで初めて演る新曲も盛り込みますし。ともかく僕は全力で歌いますから、充分に楽しんでもらえると思いますよ。楽しみにしていてください」

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※ワンマンLIVEツアー2019「君住む街へ」8/31郡山公演

🦊公演情報・チケット🦊

伊東歌詞太郎 ワンマンLIVEツアー2019 「君住む街へ」
🎫チケットはこちら🦊
・チケット代:スタンディング4,000円
・整理番号順の入場(FC先行・URL先行・FC二次先行・プレイガイド先行・一般の順です)
・物販先行販売:14時~ ※状況により前後する場合があります。
・スケジュール
 8月31日(土)福島・郡山HIPSHOT JAPAN
 9月  1日(日)宮城・仙台Rensa
 9月  7日(土)広島・広島CLUB QUATTRO
 9月  8日(日)香川・高松DIME
 9月14日(土)鹿児島・CAPARVO HALL
 9月16日(祝)福岡・DRUM LOGOS
 9月21日(土)三重・松阪M'AXA
 9月22日(日)岡山・CRAZYMAMA KINGDOM
 9月28日(土)京都・KYOTO MUSE
 9月29日(日)静岡・LIVE ROXY SHIZUOKA
 10月5日(土)長野・NAGANO CLUB JUNK BOX
 10月6日(日)新潟・NIIGATA LOTS
 10月13日(日)栃木・HEAVEN'S ROCK 宇都宮
 10月14日(祝)群馬・高崎clubFLEEZ
 10月20日(日)北海道・札幌PENNY LANE24

伊東歌詞太郎 ワンマンLIVEツアー2019 「君住む街へ」 阪名東編 ~マイホームタウンへ~
🎫チケットはこちら🦊
・チケット代:スタンディング4,500円(大阪のみ2階指定席あり)
・整理番号順の入場(FC先行・URL先行・FC二次先行・プレイガイド先行・一般の順です)
・物販先行販売:未定 ※Twitterなどで最新情報をご確認ください。
・スケジュール
 11月  2日(土)大阪・なんばHatch
 11月  3日(日)愛知・ダイアモンドホール
 11月17日(日)東京・豊洲PIT