★磯村様-(13)

連続テレビ小説『ひよっこ』、テレビドラマ『きのう何食べた?』等話題作への出演で注目を集める磯村勇斗。この夏、PARCOプロデュース2019『プレイハウス』でミュージカルに初挑戦する。
パルコ×根本宗子×GANG PARADEという異色のミュージカル作品に、ミュージカル初挑戦にして初主演をする彼の心境から、休日の意外なリフレッシュ方法まで、たっぷりと聞いてみた。


 一番のモテ期は幼稚園


  今作が初めてのミュージカル作品への出演になりますね。

今までに経験していないジャンルなので、もちろん不安な部分はありましたけど、すごく楽しみでもあり、挑戦の場でもあるなと思っています。

これまで何度かミュージカルを観に行きましたし、その中で、歌と芝居で表現していく独特な世界へのイメージは持っていたんですけど、今回は、僕がイメージするいわゆるミュージカルとは違うものになるのかな、と思っています。“快感ミュージカル”というキャッチフレーズが書かれてますけど、
GANG PARADEさんの楽曲による、ライブに近い新感覚のミュージカルになるんじゃないかと。なので、あまり今まで自分が観てきたミュージカルのイメージにとらわれずに、稽古に臨んでいきたいと思います。



  演出・脚本の根本宗子さんには、事前に磯村さんご自身の生い立ちの話などをされたそうですが、今回演じられる“カリスマホスト”一ノ瀬聖夜役のどんなところにそれが活かされていると思いますか?

フライヤーに書かれている「人からちやほやされることしか経験せず育った聖也」という部分は、たぶん僕の幼稚園の頃のエピソードを活かしてくれたんじゃないかなって思ってます。

僕、すごく幼稚園の頃モテまして
()。そこが一番のモテ期だと自分では思ってるんですけど、一列に女の子を並ばさせて、ひとりずつキスしていく、ということがあり()、それを根本さんに話したんです。それが“カリスマホスト”役に反映されてるのかも、と思ってます。さすがにGANG PARADEさんを並ばせてキスするシーンはないと思いますけど()

★磯村様-(10)


  その“カリスマホスト”聖夜を演じるうえでの現段階での演技プランは?

演技プランは台本が上がってきて、稽古に入ってから固まっていくと思うんですけど、今の段階で言えるのは、“カリスマ”ということで、人を惹きつける力というのは必要になっていくと思うので、そこをどう出すのか、というのは研究したいです。

そして、表の部分だと、かっこいい、キラキラしてると見えるホストですけど、聖夜は陰の部分も持っているので、そこをしっかり演じなければいけないなと思ってます。



自分に”魂を集めて”臨む舞台


  
磯村さんは、『ひよっこ』のヒデさん、『今日から俺は』の相良、『きのう何食べた?』のジルベールなど、役柄の幅が広く、それぞれの役が強い印象を残しています。様々な役に挑む中で今感じていることは?

いろいろな役、新しい役に挑戦する時は、期待に応えなきゃという思いがあるので、すごくプレッシャーもあり、責任も感じるんですけど。
そこを感じつつもどう生き生きと自由にやっていくのかというのが自分のなかの大事にしていることです。


★磯村様-(1)



  
先日まで放送されていた『きのう何食べた?』のジルベールは、オンエア時にSNSで話題になり、そのなりきり度に絶賛の声が上がっていました。

本当に嬉しいことだなと思ってます。でも、ありがたく受け止めるけど、そこで満足しちゃダメなんだ、という思いは常に持っています。そこでとどまらず、次の準備に入らないと、という思いが強いですね。



  ちなみに、舞台作品に向き合う時の気持ちは、映像作品に入る時とは違う面もありますか?

違ってきます。舞台の場合、目の前にお客様がいて、連日芝居をしていくというもので、精神的により強いものが必要だなというのは感じています。だから、ものすごく自分に魂を集めますね。

最終的に千秋楽が終わるとその魂はなくなっちゃうんですけど
()、でも、公演期間中は、自分の精神を強くしておかないと、と思ってます。



  
その張り詰めた思いがあるから、終わると、「魂がなくなっちゃう」という。


そうですね。なんですかね、「あー無事終わった。やっとちゃんと呼吸できる」みたいな感覚はありますね。



  
舞台に対する思いの変化は?

映像作品、ドラマや映画ももちろん成長する場なんですけど、舞台はそれをより強く感じる場所だなというのを感じています。

ひとつの台本を何回も試行錯誤しながら作り上げていくというのは、アイディアを生みだす時間になりますし、稽古の中でみんなとディスカッションして一番いいところを見つけていくという作業は、いろいろなことを試せるので、こういうやり方もあるんだ、という発見もあって、俳優にとってとても大事な時間だな、と思ってます。


心の整体、サウナで「無」になる


  お忙しい日々だと思いますが、最近のリフレッシュ方法は?

いろいろなところで言い過ぎてるのですが、サウナにハマってます()
多い時は
2日に1回。少なくとも、1週間に12回は行ってますね。サウナは心の整体っていわれるぐらいで、本当にリラックスできるんですよね。



  
「無」になるんですか?


「無」になりますね。考え事をしていても結局は何も考えてない状態になるんですよね。自分と向き合うことができる大事な時間ですね。



  
最後に、PARCOプロデュース2019『プレイハウス』を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。


今までに見たことのないミュージカルの世界がこの『プレイハウス』でお見せできると思っています。
皆さんには、「お客様」ではなく「遊び人」として劇場に来ていただくのがいいのかもしれないですね。そうすると、また新たな舞台の楽しみをこの『プレイハウス』で知ることになるのではないかと思います。
ぜひ、「遊び人」として、劇場にお越しください!

GANG PARADEさんのファンの皆さんの事を「遊び人」と称する。


★磯村様-(6)



文=田部井徹(トリーヌ)
撮影=平賀正明

PARCOプロデュース2019「プレイハウス」

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作・演出:根本宗子
音楽:GANG PARADE
出演:GANG PARADE(カミヤサキ/ヤママチミキ/ユメノユア/キャン・GP・マイカ/ユイ・ガ・ドクソン/ココ・パーティン・ココ/テラシマユウカ/ハルナ・バッ・チーン/月ノウサギ/ナルハワールド)  磯村勇斗 栗原類 鳥越裕貴 富川一人 ブルー&スカイ 猫背椿
 
【東京公演】
日程:2019年8月25日(日) ~ 9月1日(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
【大阪公演】
2019年9月28日(土)
会場:森ノ宮ピロティホール

企画・製作:株式会社パルコ